SONIA DELAUNAY La Moderne ソニア ドローネ展 2002

ロシア帝政末期にウクライナで生まれたソニア・ドローネは、ドイツで絵画を学んだ後、20歳でパリに留学し、以後70余年にわたってパリを拠点に制作活動を展開しました。1910年にロベール・ドローネと結婚した頃から、夫とともに鮮やかな色彩とリズム感のある形態を特徴とする新しいキュビスム（オルフィスム）を追求する中で独自の表現世界を構築し、その後の抽象芸術に大きな影響を及ぼしています。 本書は2002年に開催された、ソニア・ドローネの芸術を総合的に回顧する展覧会の図録。初期から晩年にいたる各時代の絵画作品とともに、服飾デザインやテキスタイル、ロシア・バレエのデコール・衣装など、デザイナーとしての作品も併せて紹介。