Olympus Zuiko 3cm f2.8 Fuji-X用

オリンパスPen EES(1962年)カメラのDズイコー 3cm f2.8レンズをカメラから取り外し、富士フィルム社Fuji Xマウント用に改造したものです。 絞りはレンズ鏡胴のリングのオレンジ色のf2.8〜22で調節します(写真7)。絞り羽根が俊敏に戻るようにバネを取り付けています(写真7、8)。ピントは前玉回転方式なので、レンズ先端にある鏡胴の人印の約1m〜山印のリングで無限♾️まで合います。無限が合うように製作しています。脱着可能なレンズフードを製作してますので、装着により、より容易にピント調節が可能になります。フードには無限が赤1点印、2mが白2点印、1.5mが逆三角3点印、1mが白1点印、0.8mが黄色2点印があります(写真7、8)。おおよそのピント合わせに非常に役立ちます。絞りf8なら目測でも動く被写体をファインダーで確認し撮影でき、ピント調節が不要です。むしろAFレンズよりも素早くシャッターが切れ、撮り逃さないので非常に有効です。 ペンライトで見ると、レンズはカビ、チリ、クモリ無く綺麗です。但し、60年前のカメラのレンズなので、僅かなホコリ等は経年使用からある程度は有ると思います。 レンズ後端はフジのレンズキャップを利用して接着固定しています。装着時にロック出来るようにパテで加工しています。 手持ちのFuji X Pro-1に付け、カラーSTDとB&Wでf8無補正で撮影した写真が最後にあります。レンズ描写の特徴を見るため、敢えて逆光で撮影しました。定評あるズイコーレンズですので、優等生のよい描写で同条件ですがモノクロでも同様です。昨今のシャープネス重視のレンズとは違い描写線のエッジが柔らかく階調が豊かなのが特徴でしょうか。APSサイズなので45mm f2.8標準レンズとして使用できるので重宝します。非常に軽量な点も有難いです。 なお、カメラ側は、絞り優先オート、シャッターレリーズ許可にセットして撮影しています。 フードが付属します。 NC, NRでお願いします。 我が家の防湿庫には1000本ものレンズが眠っています。遺品整理となる前に処分しています。手放す理由はプロフをご覧下さい。